高齢化社会の中で、シニア層の間で結婚や再婚への関心が高まっています。
かつてよりも社会はシニアの婚活をより理解するようになりました。
それに伴い様々なトラブルも増加してきています。
理想のパートナーを見つけ、生活を共にしたいと考えても、家族の理解を得るのは容易ではない場面も。
シニアの婚活理由
シニアの年代になると、結婚や再婚を考える女性には多くの理由が存在します。
一番大きな理由は、経済的な理由です。
女性が経済的な安定を求めるのは、女性の年金額が男性に比べて少なく、これが老後の生活における不安を引き起こしているのです。
特に離婚経験のある女性にとっては、この経済的な不安がより顕著になる傾向があります。
さらに、心のつながりや共に過ごすパートナーの存在の重要性も増してきます。
一人暮らしに対する寂しさや、感じる孤独感を和らげたいという思いが強くなるのは自然なことです。
一方、男性の動機は、日常の家事のサポートや身の回りの面倒を見てもらいたいという願望が強くあります。
また、感情的なつながりや性的なパートナーシップの重要性も、シニアの婚活の背後にある大きな要因となっています。
シニア婚活、中高年再婚トラブル3つのパターン
トラブルの問題点がはっきりしていても、解決策を見つけるのが難しい場合もあります。
たとえば、子供の相続に対しての思惑などは、ケースバイケースで問題の処理が複雑になってしまうことがあります。
そういう時、相談相手がいたほうが安心ですね。
シニア婚活で失敗したくないなら「結婚相談所「茜会」をおすすめ」
会員間のトラブル
結婚生活の良い点ばかりを夢見てしまうと、結婚後の起こりうる現実が見えなくなってしまいます。
相談できるカウンセラーがいれば、防げるトラブルがありますので、結婚相談所のご利用はぜひ検討されたほうがいいでしょう。
後妻業や結婚詐欺
会員間のトラブルとして象徴的なのは、資産家を狙い撃ちにする後妻業 (ごさいぎょう)です。
後妻業とは、相手の財産目当てに結婚して、死後遺産をせしめることを言います。
大竹しのぶさん出演の「後妻業の女」という映画が公開され、小説も発表されて、後妻業という言葉が一般に知られるようになりました。
結婚詐欺は、結婚を装って金銭や財産を奪い取ることです。
後妻業や結婚詐欺はシニア婚活でよくみられるトラブルです。
結婚後親の介護や家政婦替わり、生活費不足
結婚したのはよかったけれども、一緒に生活を始めてみたら、家政婦替わりに無神経に使われ、愛情や思いやりを感じることが出来なかった。
一緒に生活するうちに、親の世話をさせるために結婚したのではないかと思えるようになった、ということが起きています。
当初予定していた生活費を入れてもらえない、預貯金や財産が来ていたものと違っていて、老後に不安が出てきた。
結局結婚の目的を読み切れず、せっかく結婚したのに失敗したということで離婚してしまうことになります。
国際ロマンス詐欺
twitterなどのSNSで外国の女性や男性に、さも結婚する気があるかのように言い寄られて、お金をせびられたり、投資に誘われたりして大きな金額のお金を取られてしまうことが後を絶ちません。
国際ロマンス詐欺と呼ばれています。
気持ちにスキがありますと、巧みに近づいてきますので、お金に関することは十分注意が必要です。
関連記事:シニアが狙われやすいロマンス詐欺の実態
マッチングアプリなどのトラブル
マッチングアプリやSNSなどのオンラインサービスでは、会員の身元や情報が不十分で確認できないため、トラブルに巻き込まれやすくなっています。
参考記事:マッチングアプリを利用する際に注意すべきポイントは?
子供・家族とのトラブル
相続問題
嫁さんを亡くした後、女性と縁があって一緒に暮らしたいとき、子供さんがいれば、 子供さんから 反対されることがあります。
遺産のことがあるのでほとんど反対されるのではないでしょうか。
世間体が悪い!
子供さんの中には、親の再婚を喜ばない方もいます。
いい歳して結婚まですることはないじゃないか、みっともないよ! と、理解が得られず、寂しい思いをします。
結婚後亡くなる
結婚をして、喜ばしい日々を送るはずでしたのに、病気になって結婚後すぐに亡くなってしまうことがあります。
籍を入れてあれば、財産分けがありますが、席を入れてない場合は、残念なことになります。
予期してなかったことだけにがっかりきます。
トラブル回避のための事実婚
子供や家族からの反対が強い場合、入籍しないで、事実婚を選ぶことがあります。
事実婚とは、法律上の婚姻関係を結ばずに、事実上夫婦として生活することです。
参考記事:法律婚にとらわれないパートナー探し
結婚相談所とのトラブル
信用して入会した結婚相談所との間で、トラブルが起きるなんて信じられないかもしれません。
結婚相談所とのトラブルは、自分自身の誤解であったり、理解不足からくる場合もありますので、落ち着いて対応しましょう。
国民生活センターに寄せられた結婚相手紹介サービスについての相談
解約や返金、勧誘方法に関するトラブル件数
2018 | 1,841 |
2019 | 1,607 |
2020 | 1,362 |
2021 | 466(前年同期比255) |
相談事例(クリックしてご覧ください。国民生活センターのホームページに行きます。)
料金をめぐってのトラブル
また意に添わずに退会するとき、違約金の請求があり、かなりの金額を要求されることがあります。
退会するのに違約金の請求をされるとびっくりしますので、どういうお金が後々かかるのかというチェックは、大事です。
費用面のことは、後々気持ちよく婚活をするためにも、気後れせずきちんと聞かれた方が安全です。
成婚料をめぐってのトラブル
結婚相談所の中には、成婚料のないところと成婚料のあるところがあります。
ご自分が入会されるところ、またはされたところは、成婚料があるのかどうか確認されておいた方が安心です。
また、成婚料を支払うルールが、結婚相談所によって異なります。
ご自分で理解している成婚料の意味と食い違っている場合もありますので、成婚料をどういうときに支払うのか理解しておかれた方がよいでしょう。
成婚料を支払う問題
以上のような状況が発生した場合、成婚料の対象となりますので、ご自分の結婚相談所の場合はどうなのか、確認しておくことはとても大事です。
結婚相談所によっては、料金を低く抑えて、成婚料を当てにして運営しているところもあります。
黙っていれば分からないだろうと、 抜け駆けしてもいずれはばれますので、ペナルティーが科されないためにもきちんと支払うものは支払った方が安全です。
サービス内容が違う
月に5人紹介するという内容だったのに紹介してもらえない。
希望する条件の人を紹介してもらえない。引き延ばしを図っているような印象がする。
会員期間引き延ばしのためさくらがいる場合がある
ありえないような話ですが、相談所がアルバイトで雇ったサクラを使って、お付き合いの引き延ばしを 図って時間稼ぎをすることもでています。
会員期間を長くして会員費用をもらうためです。
サクラに引っ張られて3か月付き合うと、成婚したという成婚名目で、成婚料を取る相談所もあるので注意が必要です。
以上のような点を考えると、結婚相談所を選ぶ目はとても大事です。
大きな組織で会員情報の交換をやっているところは比較的安全です。
入会するとき、入会しようとしている相談所の評判を確かめておかれたほうがいいですね。
シニア婚活トラブルを回避する方法
一筋縄ではいかない、シニア婚活のいばらの道です。
シニアの婚活は、身近な、非常に現実的な問題が多いので 、専門家のアドバイスを受けながらトラブルを未然に防いで、出会いの機会を増やしていくことがいいのではないでしょうか。
これまでのトラブル事例を見ていただいてお分かりのように、結婚にこぎつけたとしても、その後破綻してしまうこともあります。
家族や親に婚活内容を話し理解を求める。
相手のプロフィールや評判などをよく確認し、収入や資産などの情報を入手する。
交際中に相手との価値観や生活スタイルの違いを話し合い、理解を深めておく。
できれば相談のできる人を見つけておく。
結婚相談所などのサービスを利用すれば、アドバイザーのアドバイスを受けることができるので、トラブルを未然に防げる機会ができる。
結婚相談所は、中高年専門で会員の多いところを選ぶのが、早く成婚できる可能性が高いです。
真剣な出会いをマッチングアプリで始めてみたい
当世流行で人気の出会い方は、ネットでの出会いです。
インターネットの活用は、婚活の情報収集に向いています。
ただし、結婚相談所のような手堅さがないので、自分で経験して判断していかねばなりません。
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