寅さんのサクラの亭主役で俳優の前田吟さんが、78歳で再婚されました。
そのニュースを見た時は、再婚できていいじゃない! と素直に思いました。
が、お相手があの「抱擁」「熱海の夜」などのヒットを飛ばした亡き箱崎晋一さんの奥さんの箱崎幸子さんだったので驚きました。
どこで知り合ったのか?
再婚相手スナックで出会った歌手箱崎幸子さん(74))と
前田吟さん前妻は?
2021年8月に、2つ年上で52年間連れ添った奥さんをすい臓がんで亡くしました。
今回再婚した箱崎幸子さんとは、都内のスナックで出会って、帰りにCDをもらったのが縁でYou Tubeで歌を聴いているうちに気持ちが膨らんでいったそうです。
再婚相手の箱崎幸子さんとはどういう方?
冒頭にも書きましたが。箱崎幸子さんは、74歳、歌手の箱崎晉一郎さんの奥さんだった人です。
箱崎晉一郎さん亡きあと、箱崎さんのヒット曲をリリースして自分で歌っていました。
若い頃は、ミスイワキとして活動されるほどの美人です。
前田吟の若い頃
前田吟さんは、1944年2月21日 生まれの79歳です。山口県出身で身長170センチ。
映画でドラマで活躍していた前田吟さんですが、今回のように再婚のニュースでも流れないと、もう亡くなっていたのではないかと勘違いしていました。
実のおとうさんが原爆投下の際広島で行方不明になり、生後100日で親戚筋に養子に出されます。
養母を4歳の時に、12歳の時に養父を亡くしました。
養父が入院中は、病院のベッドの下にもぐって寝泊まりして、養父の食事の煮炊きの支度を病院でしていました。
奥さんが入院中も食事の支度をまかなっていたということで、前田吟さんの温かい人柄が分かります。
寅さんの妹サクラの亭主役、博の実直な人柄と被ります。
前田吟学生の頃
防府高校中退の学歴ですが、実のお母さんが再婚して、学費を送れずやむなく1年で高校を退学しました。
後に通信教育で卒業します。
前田吟さん天涯孤独の身
実のお母さんが再婚され、高校も中途でやめなければならなくなった前田吟さんですが、その頃どんなお気持ちで過ごされたのでしょうか。
このころ独りぼっちになったわけですが、役者となり、結婚され、家族が出来て天涯孤独ではなくなりました。
前田吟さんは人と交わることが好きな方なんだろうと思います。
スクリーンで見ていて、やさしそうな人柄が見えますが、自分の運命を呪うことなく生きていけるというのも大したものだと思います。
役者を志す
高校中退後大阪に出て家具職人として丁稚奉公している頃に、黒沢監督の映画を見て感動し、役者を志しました。
前田吟デビュー作
1964年、『判決』第1シリーズ・第105話「沖縄の子」(NET)でデビュー。1965年、『純愛物語』(朝日放送)に主役として出演する。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
日色ともゑさんと『ドレイ工場』で共演しましたが、この時の誠実な工員役が山田洋次監督の目にとまり、寅さんへの出演が決まりました。
役者としてデビューするまでに、食つなぐのにぽん引きなどをしていた時期がありました。
が、デビュー後は仕事に恵まれました。
映画「寅さん」に出演
人柄と役柄がマッチして、寅さんのシリーズ50本に出演しました。
テレビに映画に大活躍されています。
前田吟 現在
前田吟さんは、デュエット曲 凪の風景 を発表されました。
前向きに生きて行かれる前田吟さんに尊敬の気持ちがわいてきます。
子供や孫に恵まれ
生まれた時は、100日で養子に出されたり、高校1年で中退など、不遇の環境でしたが、老境に入った現在は前妻の連れ子も含め、4人の息子さんと5人の孫、2人のひ孫に恵まれました。
また今回再婚するという縁にも恵まれ、幸せといえるでしょう。
前田吟の結婚後の予定
二人は2月にデュエットで新曲『凪の風』をリリース予定です。前田吟さんの、この二人でデュエット曲を出したいというセリフがクドキ文句でした。
今現在の心境を歌う: 凪の風景
一緒に暮らしたい相手に新曲を出すという夢を持たせたこと、結婚後は高齢者施設の慰問に訪れて歌を歌ってボランティアを二人でやろうという、人間味のあるプランで二人の目標を設定したことで、希望が見えてきたのではないでしょうか。
後から曲を出せるよう、依頼したそうです。大胆ですね。
前田吟さんは、陽気な性格なのでしょう、そして人好きで、人恋しくて、今回の再婚もすんなり決まったようです。
中学生の頃、養父のお父さんの面倒を見るために、お父さんの寝ているベッドの下に潜り込んで生活していたという話を聞くと、人間好き、困っているのを見捨てない人柄の良さを感じます。
子供さんたちの了解を得るのに、多少時間がかかりそうということです。
20年ぶりに訪れたスナックが縁ですから、どこに縁結びがいるか分かりませんね。
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